二軍降格

にぐんこうかく

プロ野球において、一軍登録されていた選手が二軍に降格し、登録を抹消されること。成績不振、故障、戦力の再編成などが主な理由となる。選手にとっては一軍での活躍ができなかったことを意味し、精神的にも厳しい状況となる。しかし、二軍での調整や練習を経て再び一軍に昇格するチャンスもあり、多くの選手が二軍と一軍を行き来しながらキャリアを積んでいく。降格後は二軍の試合に出場して実戦感覚を取り戻したり、打撃や投球フォームの修正を行ったりする。特に故障からの復帰の場合は、二軍でリハビリを兼ねた調整登板や実戦打撃を重ねることが重要となる。若手選手の場合は、一軍での経験を積んだ後、二軍でさらなる成長を図ることもある。ベテラン選手の降格は、世代交代や戦力外通告の前兆となることもあり、選手生命に関わる重要な局面となる。降格と昇格を繰り返すことは、プロ野球選手にとって珍しいことではなく、常に結果を求められる厳しい世界を象徴している。