五回コールド
ごかいこーるど
試合が5回まで終了した時点で、一定の点差がついている場合に試合を打ち切るルールのこと。主に高校野球の地方大会や学生野球の予選などで採用されており、大会日程の消化や選手の体力温存を目的としている。一般的には5回終了時点で10点差以上、または7回終了時点で7点差以上などの基準が設けられている。高校野球の地方大会では、試合数が多く、連戦が続くため、大差がついた試合を早期に終了させることで、次の試合への影響を最小限にする意図がある。コールドゲームとなった場合でも、記録は公式記録として認められ、勝敗も確定する。ただし、投手の完投記録などは、規定回数に達していなければ記録されない場合がある。コールド勝ちを目指して序盤から大量得点を狙う戦略もある一方、コールド負けを避けるために粘り強く戦う場面も見られる。プロ野球では基本的にコールドゲームは採用されておらず、9回まで戦うことが原則となっている。