メルシールール
めるしーるーる
大量得点差がついた試合を途中で打ち切るルール、またはコールドゲームとも呼ばれる。主にアマチュア野球や学生野球で採用されており、試合時間の短縮や選手の安全確保、一方的な試合展開の回避を目的としている。例えば、高校野球では5回終了時点で10点差以上、7回終了時点で7点差以上がついた場合にコールドゲームが適用される。このルールは、敗色濃厚なチームの選手や投手を過度な負担から守るとともに、大差がついた試合を無理に続けることによる怪我のリスクを減らす効果がある。また、限られた試合時間や球場の使用時間を有効活用するためにも重要である。メルシールールという呼称は「mercy(慈悲)」に由来し、敗者への配慮を示す意味が込められている。プロ野球では基本的にこのルールは適用されないが、オープン戦や練習試合では時間制限などの特別ルールが設けられることがある。国際大会でも大会ごとに異なるコールドルールが定められており、試合運営の効率化が図られている。