サヨナラ勝ち

さよならがち

後攻チームが最終回の裏に勝ち越し点を挙げて試合終了となる劇的な勝利のこと。「サヨナラ」という言葉は、その瞬間に試合が終了し、相手チームに「さようなら」を告げることに由来する。サヨナラ勝ちが成立するのは、同点または負けている状態から後攻チームが裏の攻撃で勝ち越した瞬間で、その時点で試合は終了となる。サヨナラホームラン、サヨナラヒット、サヨナラ押し出しなど、勝ち越し点の入り方により様々な呼び方がある。延長戦でのサヨナラ勝ちは特に劇的で、両チームの投手陣が力尽きた後の攻防となることが多い。プロ野球では9回裏または延長回の裏に発生し、ファンにとっては最も興奮する瞬間の一つである。サヨナラ勝ちを収めたチームは守備につく必要がないため、そのまま歓喜の輪を作ることができる。野球の醍醐味を象徴する劇的な勝利の形態といえる。