ソロホームラン
そろほーむらん
走者が誰もいない状態で打者が放つホームランのこと。英語ではsolo home runまたはsolo shotと呼ばれる。得点は打者自身の1点のみとなる。ソロホームランは得点効率としては最も低いホームランだが、試合の流れを変える重要な一打となることが多い。特に投手戦の接戦では、ソロホームラン1本が勝敗を分けることもある。また、チームが得点できずに苦しんでいる状況で飛び出すソロホームランは、チームに勢いをもたらす起爆剤となる。統計的には、ホームラン全体の中でソロホームランが占める割合が最も高く、約50%から60%程度とされる。これは、常に走者がいる状態ではないことと、投手が走者のいない場面では比較的勝負してくるためである。打者にとっては、走者がいない場面でも長打を狙う積極性が求められ、ソロホームランを量産できる打者はチームの得点源として重宝される。投手にとっては、ソロホームランは大量失点につながらないため、まだ許容範囲内の失点とされることもある。