投手戦
とうしゅせん
両チームの投手が好投し、得点が少なく、低スコアで展開される試合のこと。投手戦では、両チームの先発投手が優れた制球力、球速、変化球を駆使して打者を抑え込み、安打や得点を許さない緊迫した展開が続く。典型的な投手戦のスコアは、1-0、2-1、0-0(延長戦)などである。投手戦は、守備側のファインプレーや投手の巧みな配球、打者との心理戦など、野球の戦術的な側面が際立つ試合となる。ファンの間では、打撃戦(高得点の試合)よりも投手戦を好む人も多く、投手の技術や集中力を堪能できる魅力がある。投手戦では、わずかなミスや一本のヒットが勝敗を分けるため、緊張感が最後まで続く。また、投手戦では試合時間が比較的短くなる傾向がある。投手戦を制するためには、投手の好調さだけでなく、少ないチャンスを確実に得点に結びつける打線の勝負強さや、堅実な守備が重要となる。名勝負として語り継がれる試合の多くは、投手戦である。