野球用語辞典

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ティーボール

てぃーぼーる

ティーボールは、投手が投げた球を打つのではなく、ティースタンド(打撃用の台)に乗せた止まっているボールを打つ野球の簡易版競技である。主に幼児から小学校低学年の子供たちが野球の基礎を学ぶために行われる。投球がないため、打球を打つことに集中でき、野球の楽しさを早い段階から体験できる。ルールは通常の野球に準じているが、投手がいない、全員が打席に立つまで攻撃が続く、などの特別ルールが設けられることが多い。ティーボールを通じて、打撃の基本、走塁、守備の基礎を学ぶことができ、野球への導入として世界中で普及している。日本では学校体育や少年野球の導入段階で採用されることが多く、野球人口の拡大に貢献している。また、通常の野球練習においても「ティーバッティング」として、ティースタンドを使った打撃練習は基本トレーニングの一つとなっており、スイング軌道の確認やミート力向上に活用されている。