野球用語辞典

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ドラフト会議

どらふとかいぎ

ドラフト会議とは、日本プロ野球において、新人選手を獲得するために毎年10月に行われる会議のことである。正式には「新人選手選択会議」と呼ばれる。高校生、大学生、社会人、独立リーグの選手などが対象となり、12球団が指名順位に従って選手を獲得していく。ドラフトには「ドラフト1位」から始まり、各球団が上位から順に希望選手を指名する。同じ選手に複数球団が指名した場合は「競合」となり、抽選によって交渉権を獲得する球団が決まる。かつては逆指名制度やFA補償などで複雑化していたが、2007年の制度改革により、現在は「ウェーバー方式」を基本としたシンプルな形式になっている。ドラフト会議は球団の将来を左右する重要なイベントであり、スカウト陣が1年をかけて全国の有望選手を調査し、指名リストを作成する。将来のスター選手やフランチャイズプレイヤーを獲得できるかどうかは、球団の戦力構想に大きく影響する。ドラフト会議の模様はテレビ中継され、多くのファンが注目する。