野球用語辞典

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ナイター

ないたー

ナイターとは、夜間に照明設備を使用して行われる野球の試合のことであり、「ナイトゲーム」の和製英語である。日本では1948年に横浜ゲーリッグ球場(現在の横浜スタジアムの前身)で初めてナイター試合が開催され、その後全国の球場に照明設備が整備された。ナイターの最大のメリットは、平日の昼間に仕事をしている社会人ファンが試合を観戦できることであり、プロ野球の興行収入を大きく支えている。通常、ナイター試合は午後6時から7時頃に開始され、9時から10時頃に終了する。一方で、デーゲーム(昼間の試合)と比べて選手の視認性が若干劣る、電力消費が多い、周辺住民への騒音問題などのデメリットもある。夏場の暑さを避けられる利点もあり、特に夏季は多くの試合がナイター開催となる。テレビ中継の関係でも、ゴールデンタイムに試合を放送できるナイターは重要である。球場によっては「トワイライトゲーム」(夕方開始)や「デーナイター」(昼開始で途中から照明点灯)といった変則的な開始時間の試合もある。