ライト

らいと

ライトとは、野球における守備位置の一つで、本塁から見て右側の外野を守る選手および守備位置を指す。正式名称は「右翼手」である。外野の三つのポジションの中では、左打者の引っ張り方向となるため、プロ野球では多くの打球が飛んでくる重要なポジションとされる。特に一塁への送球距離が最も長く、二塁や三塁への牽制球を投げる機会も多いため、外野手の中で最も強い肩が求められる。また、ファウルグラウンドが広い球場では、一塁ファウルゾーンのフライ処理も担当する。守備の重要性が高い一方で、打撃力のある選手が配置されることも多く、チームの主軸打者がライトを守るケースも少なくない。日本のプロ野球では、右投げの選手がほとんどで、強肩を武器に走者を刺すシーンは試合のハイライトとなる。メジャーリーグでは歴史的にホームランバッターが守ることが多く、攻撃の中心を担うポジションとしても認識されている。