外野手

がいやしゅ

外野手とは、野球の守備位置において外野を守る選手の総称です。具体的には、左翼手、中堅手、右翼手の三つのポジションがあります。外野手には、広大な外野エリアをカバーする守備範囲の広さ、打球への反応速度、そして長距離を正確に送球できる強肩が求められます。特に中堅手は外野の要として、左右の外野手への指示出しやカバーリングの役割も担います。外野手の重要な役割の一つは、長打を防ぐことです。フェンス際の打球を好捕したり、ホームランになりそうな打球をキャッチしたりすることで、失点を防ぎます。また、走者がいる場面では、的確な送球で走者の進塁を阻止したり、本塁でのアウトを狙ったりします。外野手には打撃面でも期待されることが多く、特に左翼手と右翼手は長打力のある打者が配置されることが一般的です。守備の技術としては、フライの捕球技術、ゴロの処理、バックホームへの送球、太陽の下での打球追跡など、多岐にわたる能力が必要です。プロ野球では、守備の名手として知られる外野手も多く、彼らのファインプレーは試合の流れを変える重要な要素となっています。