アウト
あうと
アウトとは、野球において攻撃側の打者または走者がプレーから除外される判定を指す。英語では「out」と呼ばれる。各イニングにおいて、守備側が3つのアウトを取ることで攻守交代となる。アウトになる方法は多様である。打者がアウトになる主な方法として、(1)三振(3ストライクを取られる)、(2)ゴロやライナーを野手に捕球される前に一塁に到達できない、(3)飛球(フライ)を野手に空中で捕球される、などがある。走者がアウトになる方法として、(1)タッチアウト(ベースを離れている走者にボールを持った野手がタッチする)、(2)フォースアウト(走者が次の塁に進まなければならない状況で、走者が塁に到達する前にボールが塁に送球される)、(3)飛球を捕球された後に帰塁できない、などがある。審判はアウトを宣告する際、右手を握りこぶしにして上に突き上げ、「アウト!」と大きな声で告げる。アウトカウントは常に表示され、2アウトの状況は「ツーアウト」と呼ばれ、守備側にとっては1つのアウトで攻守交代となるため、集中力が求められる。逆に攻撃側は2アウトから得点するのは難しいため、「ツーアウトからの得点」は試合の流れを変える重要な要素となる。アウトは野球の最も基本的な概念の一つであり、攻防の成否を決定する判定である。