ベース

べーす

ベース（base）とは、野球のフィールド上に配置された4つの地点を指し、日本語では「塁」と呼ばれる。4つのベースは本塁（ホームベース）、一塁、二塁、三塁であり、これらは正方形のダイヤモンド型に配置されている。各ベース間の距離は27.431メートル（90フィート）と規定されている。一塁、二塁、三塁のベースは白い正方形のキャンバス製クッション（38.1センチメートル四方）で、地面に固定されている。本塁は五角形の白いゴム製プレートである。打者はボールを打った後、一塁、二塁、三塁の順にベースを踏んで進み、最終的に本塁に戻ることで1点を獲得する。走者はベースに触れている間は安全であり、ベースを離れている時にボールでタッチされるとアウトになる。ただし、フォースプレーの状況では、走者がベースに到達する前にボールがベースに送球されればアウトとなる。ベースランニングは野球の重要な要素であり、「ベースを盗む」（盗塁）や「ベースを回る」（進塁）といった表現で使われる。また、守備側の内野手はベースカバーに入るなど、ベースを中心に守備位置を取る。ベースは野球という競技名「ベースボール」の語源にもなっており、競技の根幹をなす要素である。