ベース間
べーすかん
野球のダイヤモンドにおいて、各塁と塁の間の距離や空間を指す用語。一般的な野球規則では、各塁間は27.431メートル(90フィート)と定められており、この距離は走者の走塁技術と守備側の送球・タッグの技術が絶妙にバランスするよう設計されている。走者がベース間で挟まれた状態は「挟殺」または「ランダウンプレー」と呼ばれ、守備側は複数の選手で走者を追い詰めてアウトにする。走者はリードの際、次の塁に進むか元の塁に戻るかの判断をこの空間で行う。盗塁やけん制の成否も、このベース間での駆け引きによって決まる。また、打球が転がった際、走者がどのベース間にいるかによって守備側の送球先の判断が変わる。ベース間での守備練習は、送球の正確性とスピード、走者の速度と判断力を養うための基本的なトレーニングとして重要視されている。