ストライクアウト

すとらいくあうと

ストライクアウトとは、投手が打者に対して3つのストライクを取り、打者をアウトにすることを指す。日本語では「三振」と呼ばれ、投手にとって最も直接的なアウトの取り方である。ストライクアウトは、野手の守備に依存せず、投手単独で成立させられるため、投手力の高さを示す重要な指標とされる。ストライクを取る方法には、打者がスイングして空振りする「空振り三振」と、打者がスイングせずに見逃す「見逃し三振」の2種類がある。投手にとって、ストライクアウトが多いことは、球速や変化球の質、コントロール、配球の巧みさの証明となる。しかし、ストライクアウトを狙いすぎると球数が増加し、投手の疲労が早まるデメリットもある。そのため、状況に応じてストライクアウトを狙うか、打たせてアウトを取るかの判断が重要である。打者にとって、ストライクアウトは最も望ましくないアウトの形であり、特に得点圏に走者がいる場面では、最低限進塁打を打つことが求められるため、三振は避けたい。メジャーリーグでは、年間300奪三振を超える投手は「パワーピッチャー」として高く評価される。日本プロ野球でも、奪三振率は投手評価の重要な要素となっている。