野球用語辞典

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奪三振

だつさんしん

奪三振とは、投手が打者を三振に打ち取ることである。投手の能力を示す重要な指標の一つで、英語ではストライクアウト(Strikeout)、略してKと表記される。奪三振は野手の守備に頼らず、投手自身の力だけでアウトを取れるため、失点のリスクが低い理想的なアウトの取り方とされる。特にランナーがいる場面や、守備のミスが許されない場面では奪三振の価値が高まる。奪三振数が多い投手は、速球の威力、変化球の切れ味、制球力に優れていることを示す。シーズン通算の奪三振数や9イニングあたりの奪三振率は投手評価の重要な基準となる。ただし、三振を狙いすぎると球数が増加し、投手の消耗が早まる可能性もある。効率的な投球では、ゴロやフライアウトを取ることも重要である。プロ野球では奪三振王のタイトルがあり、リーグで最も多く三振を奪った投手に与えられる。