フェアテリトリー

ふぇあてりとりー

フェアテリトリーとは、野球のグラウンドにおいて、プレーが有効となる範囲を指す用語である。ホームプレートを起点として、一塁線と三塁線の内側の領域がフェアテリトリーであり、これらのラインを含む。具体的には、本塁から一塁、一塁から外野フェンス、外野フェンスを経由して三塁、三塁から本塁へと戻る線で囲まれた範囲である。打球がこのフェアテリトリー内に落ちるか転がった場合、フェアボールとして扱われ、打者は走者となって一塁を目指さなければならない。一塁線と三塁線自体もフェアテリトリーに含まれるため、ラインに触れた打球はフェアボールとなる。フェアかファウルかの判定は、内野では打球が一塁または三塁を通過する時点での位置によって決まり、外野では打球が最初に地面に落ちた位置で判定される。フェアテリトリーの外側はファウルテリトリーと呼ばれ、そこに飛んだ打球はファウルボールとなる。この区分は野球の基本ルールの一つであり、審判の重要な判定対象となっている。