一軍昇格

いちぐんしょうかく

二軍やファームで調整していた選手が一軍の登録選手として引き上げられること。NPBでは一軍登録枠は29人(育成選手を除く)と定められており、選手を一軍昇格させるには他の選手を二軍降格させるか、故障者リストに登録する必要がある。昇格は選手のパフォーマンス向上、一軍選手の故障や不調、戦力補強の必要性などを理由に行われる。若手選手にとって初の一軍昇格は大きな節目であり、プロとしてのキャリアの重要な一歩となる。二軍で好成績を残した選手が昇格のチャンスをつかみ、一軍で結果を出してレギュラーの座を獲得することが理想的なキャリアパスである。昇格後は限られた出場機会の中で結果を残すことが求められ、期待に応えられなければ再び二軍降格となる。ベテラン選手の場合は調整目的で一時的に二軍で過ごした後、体調が戻れば一軍昇格する。シーズン中は怪我人の状況や選手の調子により頻繁に昇格・降格が繰り返される。