野球用語辞典

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C-flap

しーふらっぷ

C-flapは打者用ヘルメットに装着する顎と頬を保護するアタッチメントの一種で、C字型のフラップ構造を持つことからこの名称で呼ばれています。顔面への投球や打球から打者を守るための防護具で、特に頬骨や顎の骨折を予防する効果があります。メジャーリーグでは2013年頃から使用が増加し、日本プロ野球でも徐々に普及が進んでいます。従来のフェイスガードと比較して視界を遮ることが少なく、軽量で装着感が良いため多くの選手に受け入れられています。投手側から見て打者の顔面に近い側、つまり右打者であれば左側、左打者であれば右側に装着するのが一般的です。材質はプラスチックやカーボン繊維などが使用され、衝撃吸収性と軽量性を両立しています。死球による顔面負傷の重大性が認識されるにつれ、安全装備としての重要性が高まっており、若手選手を中心に使用率が上昇しています。