フェイスガード

ふぇいすがーど

打者がバッターボックスに立つ際に、頭部や顔面を保護するために装着する防具。主にヘルメットに取り付けられる透明または金属製のガード部分を指す。デッドボールによる顔面への直撃を防ぐため、特に内角への速球が多い現代野球では重要な防具となっている。プロ野球では、以前顔面にデッドボールを受けた経験がある選手や、眼窩骨折などの怪我を経験した選手が着用することが多い。形状は顎から頬にかけてを覆うC字型のものや、顔面全体を覆うフルフェイスタイプなどがある。装着することで視界が若干制限されることがあるが、安全性を優先する選手にとっては必需品となっている。少年野球では、安全面を考慮して着用が推奨される場合もある。近年は技術の進歩により、視界を妨げにくく、軽量で通気性の良いデザインのフェイスガードが開発されている。打者の安全を守る防具として、その重要性は年々高まっている。