Walk-off
うぉーくおふ
英語圏で使用される野球用語で、試合の最終回または延長回において、ホームチーム(後攻チーム)が決勝点を挙げて試合を終了させる状況を指す。日本語の「サヨナラ」に相当する表現である。「Walk-off」という名称は、決勝打を打たれた投手や守備側チームが失意のうちにマウンドやグラウンドから「歩いて立ち去る(walk off)」様子に由来している。Walk-off hitは決勝打、Walk-off home runはサヨナラホームランを意味する。この用語は1990年代にアメリカの野球実況で広く使われるようになり、現在ではMLBの公式用語として定着している。Walk-offの瞬間は、ホームチームの選手やファンにとって最高の興奮を味わえる時間であり、打者はヒーローとしてチームメイトから祝福を受ける。逆に投手や守備側にとっては最も苦い敗北の形となる。野球の試合における最もドラマチックな結末の一つである。