ゲームセット
げーむせっと
ゲームセットとは、野球の試合終了を告げる審判の宣告である。球審が「ゲームセット」または「ゲーム」と発声することで、正式に試合が終了する。通常、9回裏の攻撃が終了した時点、または後攻チームが9回表終了時点でリードしている場合に9回裏の攻撃を行わずに試合が終了する。延長戦の場合は、規定の延長回数が終了するか、どちらかのチームが勝ち越した時点でゲームセットとなる。後攻チームが最終回に勝ち越した場合はサヨナラゲームとなり、勝ち越しの走者がホームインした瞬間に試合終了となる。ゲームセットが宣告されると、選手たちはベンチに引き揚げ、勝利チームは喜びを表現し、敗戦チームは整列して相手チームに敬意を表する。日本の野球では、試合終了後に両チームが整列して礼をする習慣がある。また、コールドゲームや降雨による試合打ち切りの場合も、一定の条件を満たせばゲームセットとして試合が成立する。ゲームセットは試合の公式な終了を示す重要な宣告であり、記録員はこの瞬間に試合時間や最終スコアを確定させる。