スタッド

すたっど

スタッドとは、野球やサッカーなどのスポーツシューズの靴底に取り付けられた突起部分のことである。野球においては、スパイクシューズの底面に配置された金属製または樹脂製の突起を指し、グラウンドへのグリップ力を高める役割を持つ。金属スタッドは金属刃とも呼ばれ、土や天然芝に深く食い込むことで強力なグリップを提供する。樹脂スタッドやポイントは、安全性が高く人工芝でも使用可能であり、少年野球や草野球で広く採用されている。スタッドの形状、長さ、配置パターンはメーカーやモデルによって異なり、それぞれ異なる特性を持つ。例えば、前足部に集中配置されたスタッドは加速力を高め、かかと部分にも配置されたものは安定性を重視している。一部のスパイクでは、スタッドが交換可能な設計になっており、摩耗したスタッドを新品に交換することで長期間使用できる。スタッドの状態は定期的に確認すべきであり、摩耗や破損があるとグリップ力が低下し、滑りやすくなって怪我のリスクが高まる。適切なスタッド選択とメンテナンスが、安全で効果的なプレーを支える。