樹脂スパイク
じゅしすぱいく
樹脂スパイクとは、靴底のスパイク歯が樹脂やプラスチックなどの合成素材で作られた野球用スパイクシューズのことである。金属スパイクと比較して安全性が高く、接触時の怪我のリスクが低いため、少年野球や草野球、軟式野球などで広く使用されている。また、人工芝グラウンドでも使用可能であり、施設を傷めにくいという利点がある。樹脂製のスタッドは金属刃ほどのグリップ力はないものの、十分な滑り止め効果を持ち、通常のプレーには支障がない。近年では技術進化により、樹脂スパイクでも高いグリップ性能を実現した製品が登場している。軽量で足への負担が少なく、長時間の練習や試合でも疲労しにくい点も魅力である。交換可能なスタッドを採用したモデルもあり、摩耗した部分のみを交換できる経済性も評価されている。初心者から中級者まで幅広い層に適しており、安全性と機能性のバランスが取れたスパイクとして定着している。手入れは比較的簡単で、使用後に汚れを落とし乾燥させることで長持ちする。