野球用語辞典

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フェアグラウンド

ふぇあぐらうんど

フェアグラウンドとは、野球のグラウンド内でプレイが有効となる区域のことで、フェアゾーンとも呼ばれる。ホームベースから一塁線三塁線に沿って外野フェンスまで延びる扇形の区域を指し、ファウルライン上もフェアグラウンドに含まれる。この区域内に落ちた打球や、この区域内でバウンドした打球はフェアボールとして扱われ、プレイが継続される。フェアグラウンドは内野と外野に大別され、内野は土の部分が多く、外野は主に芝生で覆われている。各ポジション守備位置はこのフェアグラウンド内に配置され、打者もフェアグラウンド内を走塁する。グラウンドの整備状態は試合に大きく影響するため、専門のグラウンドキーパーが丁寧に管理している。特に内野の整備は打球の転がり方に直接影響するため重要である。また、雨天時にはフェアグラウンドにシートをかけて保護することもある。球場によってフェアグラウンドの広さや形状は異なり、それが球場ごとの個性となっている。投手や野手にとって、本拠地フェアグラウンドの特徴を熟知することは試合を有利に進めるための重要な要素となる。