ポジション争い
ぽじしょんあらそい
ポジション争いは、同じ守備位置を巡って複数の選手が先発出場やレギュラーの座を競い合うことを指します。プロ野球では春季キャンプやオープン戦でポジション争いが激化し、監督の評価によってシーズンの起用方針が決まります。特に捕手、遊撃手、中堅手などの重要なポジションでは熾烈な争いが繰り広げられることが多く、打撃成績だけでなく守備力、肩の強さ、チーム戦術への適応力など総合的な評価で判断されます。若手選手にとってはベテラン選手からポジションを奪うチャンスであり、ベテランにとっては地位を守る重要な戦いとなります。また、外国人選手や新加入選手が既存の選手とポジションを争うケースも多く見られます。ポジション争いは選手のモチベーション向上につながる一方、競争に敗れた選手は控え選手や代打、守備固めとしての役割を担うことになります。チーム全体の競争力を高める効果もあり、監督の采配の重要な要素となっています。