場外ホームラン
じょうがいほーむらん
打球が球場の外野フェンスを大きく越えて、球場の外まで飛んでいくホームランのこと。英語ではout-of-the-park home runと表現される。通常のホームランよりも遥かに長い飛距離を持ち、打者の驚異的なパワーを示す象徴的なプレーである。場外ホームランは観客席を越え、場合によっては球場外の道路や建物まで到達することもある。日本プロ野球史には数々の伝説的な場外ホームランがあり、王貞治、山本浩二、落合博満、松井秀喜、カブレラなど、名だたる強打者たちが記録している。場外ホームランが出ると、試合が一時中断し、ボールを回収するまで待つこともある。球場によっては場外に出た場所に記念のマーキングがされることもある。近年のMLBでは弾道測定技術により、打球の飛距離が正確に計測され、450フィート(約137メートル)以上の特大ホームランとして記録される。場外ホームランは野球ファンに強烈な印象を残し、その選手の代名詞となることも多い。