完封負け
かんぷうまけ
試合を通じて一度も得点できずに敗れることを指す野球用語。相手投手または投手陣に完封され、0点のまま試合が終了した状態を表す。打線が機能せず、チャンスを作れない、またはチャンスで得点できない場合に起こる。完封負けは打線にとって屈辱的な敗戦とされ、投手が好投しても援護がないため報われない結果となる。特に0対1や0対2などの僅差での完封負けは、わずかな得点があれば勝敗が変わっていた可能性があり、より悔しさが残る。投手が完投完封した場合はその投手個人の功績となるが、複数投手によるリレー完封も記録上は完封として扱われる。プロ野球では、好投手との対戦や調子の悪い日に完封負けを喫することがあり、翌日以降の試合で打線の奮起が期待される。連続完封負けは極めて稀だが、チームの深刻な打撃不振を示す指標となる。完封負けを避けるためには、最低限1点を取る意識と、チャンスでの確実な得点が求められる。