野球用語辞典

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得点

とくてん

得点とは、走者がホームベースを踏むことによって記録される点数のことであり、野球における最終的な勝敗を決定する最も重要な要素である。英語では「Run」または「Score」といい、「R」と略される。試合終了時に得点の多いチームが勝利となる。得点は、打者が安打や四死球で出塁し、走者として塁を進み、最終的にホームベースに到達することで記録される。また、本塁打を打った打者自身も得点として記録される。得点を生み出すためには、出塁、進塁、生還という3つのプロセスが必要であり、チーム全体の連携が求められる。個人記録としての得点数は、その選手が何回ホームベースを踏んだかを示し、出塁能力の高さと走塁技術の指標となる。シーズンを通じて多くの得点を記録する選手は、トップバッターや俊足の選手に多く見られる。チーム記録としての得点は、攻撃力の総合的な指標であり、「得点力」という形でチームの強さを表現する。得点が多いチームは一般的に勝率も高くなる傾向がある。一方、投手やチームの守備側から見ると、「失点」として記録される。得点差は試合の優劣を示し、大量得点は「大勝」、僅差の得点は「接戦」と表現される。野球は得点を競うスポーツであり、すべての戦術や戦略は最終的に得点を増やし、失点を減らすことを目的としている。得点は野球という競技の本質を体現する、最も基本的かつ重要な概念である。