野球用語辞典

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支配下登録

しはいかとうろく

支配下登録とは、日本のプロ野球において、選手が各球団の正式な契約選手として登録される制度である。NPB規約により、各球団は最大70人まで支配下登録選手を保有できる。支配下登録選手は一軍、二軍の公式戦に出場する権利を持ち、年俸や契約条件が保障される。ドラフトで指名された選手は支配下登録されるが、育成ドラフトで指名された選手は育成選手契約となり、支配下登録枠とは別に管理される。育成選手が実力をつけると支配下登録に昇格することができ、これは選手にとって大きなステップアップとなる。支配下登録枠が満員の場合、新たに選手を登録するには既存選手を自由契約にするか、任意引退させる必要がある。また、支配下登録選手は他球団との交渉が制限され、トレードウェーバー公示を通じてのみ移籍できる。この制度により球団間の選手獲得競争が管理され、リーグ全体の戦力均衡が図られている。