殿堂入り
でんどういり
殿堂入りとは、野球界に多大な貢献をした選手、監督、関係者を顕彰し、野球殿堂博物館に名前とレリーフを永久に展示する名誉ある制度である。日本では1959年に野球体育博物館内に野球殿堂が設立され、プレーヤー表彰部門、エキスパート表彰部門、特別表彰部門の3つに分かれている。プレーヤー表彰では、引退後5年以上が経過し、プロ野球で15年以上のキャリアを持つ選手が対象となり、野球記者による投票で75%以上の得票を得た選手が殿堂入りを果たす。選考基準として、通算成績、タイトル獲得数、MVP受賞歴、リーダーシップなどが総合的に評価される。2000本安打や200勝などの記録達成者は有力候補となる。殿堂入りは野球人にとって最高の栄誉であり、その功績が永遠に称えられることを意味する。アメリカのメジャーリーグにも同様の制度があり、クーパーズタウンの野球殿堂博物館で顕彰されている。