野球用語辞典

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通算成績

つうさんせいせき

通算成績は、選手がプロ野球での現役生活を通じて積み重ねた成績の総計を指す。打者であれば通算安打数、通算本塁打数、通算打点など、投手であれば通算勝利数、通算奪三振数、通算セーブ数などが代表的な記録となる。選手のキャリア全体を評価する最も重要な指標の一つであり、殿堂入り名球会入りの基準としても使用される。日本プロ野球では、通算2000本安打通算200勝などが大きな節目とされ、これらを達成した選手は特別な栄誉を受ける。単年度の成績が優れていても、長期間にわたって活躍し続けなければ通算成績は伸びないため、選手の実力と持続力の両方を示す指標となる。また、異なる時代やリーグをまたいで活躍した選手の場合、通算成績を通じて公平な比較が可能になる。記録の更新や歴代順位の変動は、ファンにとって大きな関心事であり、野球の歴史を感じさせる要素でもある。通算成績は、選手の引退後も語り継がれ、その選手の偉大さを示す証となる。現役時代の全ての試合での積み重ねが反映されるため、まさに選手の野球人生そのものを表す記録である。