本塁打数
ほんるいだすう
本塁打数とは、打者がシーズンまたは通算で記録したホームランの本数を示す指標である。「HR数」「ホームラン数」とも呼ばれ、打者の長打力と破壊力を最も象徴的に示す統計である。プロ野球では、シーズン本塁打王のタイトルは最も栄誉ある個人タイトルの一つであり、打者の価値を測る重要な指標となっている。日本プロ野球では、シーズン50本塁打を超えると「50本塁打の大台」として大きな話題となり、特別な記録として扱われる。歴代のシーズン本塁打記録は、NPBでは王貞治の55本(1964年)やバレンティンの60本(2013年)、MLBではバリー・ボンズの73本(2001年)などが有名である。本塁打は1本で最低1点、ランナーがいればそれ以上の得点を一気に挙げられるため、試合の流れを瞬時に変える力を持つ。そのため、本塁打数の多い打者は「ホームランバッター」「長距離砲」として高く評価される。また、通算本塁打数は選手のキャリア全体の実績を示す重要な指標であり、日本では王貞治の868本、アメリカではバリー・ボンズの762本が歴代記録として知られる。本塁打数は観客を魅了する最もドラマチックなプレーの一つであり、野球の醍醐味を象徴する記録として、常に注目を集めている。