野球用語辞典

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通算200勝

つうさんにひゃくしょう

通算200勝とは、プロ野球投手がキャリア全体で達成する200勝という偉大な記録であり、一流投手の証とされる大きな節目である。日本プロ野球において200勝を達成することは極めて困難であり、長期にわたる安定した成績、怪我のない丈夫な体、チーム状況にも恵まれる必要がある。統計的には、年平均10勝以上を20年間続けることに相当し、これは並外れた実力と継続性を要求される。200勝達成者は名球会への入会資格を得ることができ、日本プロ野球史上最高の栄誉の一つとされている。達成時には球団から特別な表彰が行われることが多く、ファンや関係者から祝福を受ける。歴史的には金田正一の400勝を筆頭に、米田哲也、小山正明、鈴木啓示など伝説的投手たちが200勝を達成している。現代では試合数の増加や分業制の進展により、一人の投手が多くの勝ち星を挙げることが以前より困難になっているが、それでも200勝は投手として最高峰の実績として尊敬を集める。また、メジャーリーグでも200勝はキャリアハイライトとして重視され、殿堂入り選考の重要な基準の一つとなっている。