野球殿堂

やきゅうでんどう

野球殿堂は、野球の発展に顕著な貢献をした人物を顕彰し、その功績を永久に称える施設および制度である。日本では公益財団法人野球殿堂博物館が運営する「野球殿堂」が1959年に創設された。東京ドーム内に併設されており、プロ野球選手、アマチュア野球関係者、野球の発展に貢献した指導者、審判員、記者などが殿堂入りの対象となる。選出方法は、競技者表彰(プレーヤー部門)、エキスパート表彰(指導者、審判員など)、特別表彰の3つのカテゴリーに分かれている。プレーヤー部門では、引退後5年以上経過し、通算成績が一定の基準を満たした選手が対象となり、野球記者による投票で選出される。殿堂入りは野球人にとって最高の栄誉とされ、殿堂入りを果たした人物には記念のレリーフが贈られ、野球殿堂博物館に展示される。アメリカのクーパーズタウンにある野球殿堂と並び、野球の歴史と伝統を後世に伝える重要な施設である。