野球用語辞典

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ゴールデングラブ賞

ごーるでんぐらぶしょう

ゴールデングラブ賞とは、プロ野球において、シーズンを通じて最も優れた守備を見せた選手に贈られる賞である。日本のプロ野球では、各ポジション(投手、捕手、一塁手二塁手三塁手遊撃手外野手3名)ごとに、セントラル・リーグパシフィック・リーグそれぞれで1名ずつ選出される。選考は、各球団の監督とコーチによる投票で行われ、守備率だけでなく、守備範囲、肩の強さ、送球の正確さ、リーダーシップなども考慮される。受賞者には金色のグラブ型のトロフィーが贈られる。ゴールデングラブ賞を複数回受賞する選手は、その時代を代表する守備の名手として評価される。イチローは日米通算で17回受賞し、守備の天才として知られる。近年では、UZRDRSなどのセイバーメトリクス指標も守備評価に用いられるようになり、より客観的な評価が可能になっている。ゴールデングラブ賞は、攻撃面での成績に比べて注目されにくい守備の重要性を認識させる役割も果たしている。守備の安定性はチームの勝利に直結するため、この賞の価値は非常に高い。