野球用語辞典

← 用語一覧に戻る

二塁手

にるいしゅ

二塁手とは、内野の二塁ベース付近を守備範囲とするポジションで、セカンドとも呼ばれます。二塁手は内野の要として、一塁と三塁の間に位置し、広い守備範囲カバーする必要があります。主な役割は、二塁方向への打球処理併殺プレーでの中継、一塁への送球、そして二塁ベースでのタッグプレーなどです。特に併殺プレーにおいては、遊撃手からの送球を受けてアウトを取り、素早く一塁へ転送する技術が求められます。二塁手には俊敏性、確実な捕球技術、正確な送球能力が必要とされ、また、状況判断の速さも重要です。守備位置は打者の特性や試合状況に応じて柔軟に変更され、右打者に対してはやや一塁寄り、左打者に対してはやや三塁寄りに守ることが一般的です。打撃面では、かつては守備重視のポジションとされていましたが、現代では攻守両面で高い能力を持つ選手が増えています。