無効試合

むこうしあい

無効試合とは、野球規則において正式試合として認められず、記録や勝敗が公式に残らない試合のことである。ノーゲームとも呼ばれる。主な原因としては、正式試合成立の条件である5回が終了する前に、天候不良や災害、停電などで試合続行が不可能になった場合が挙げられる。無効試合となった場合、その試合での選手の記録は全て抹消され、公式記録には残らない。打者の安打や投手の投球回、得点などは全て無かったことになる。試合は後日改めて1回から行われることが一般的である。ただし、大会方式によっては再試合が組まれない場合もある。無効試合は、特に記録達成が懸かっている選手にとっては悔しい結果となることがあり、逆に不調だった選手にとっては救いとなることもある。審判団は、試合の公平性と安全性を考慮して、無効試合の判断を行う。プロ野球では稀なケースだが、アマチュア野球では比較的発生しやすい。