野球用語辞典

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投球回

とうきゅうかい

投球回とは、投手が何イニング投げたかを表す指標です。1イニングアウトを3つ取れば1投球回となり、アウトが1つなら0.1投球回、2つなら0.2投球回として記録されます。例えば、5イニングと1アウトまで投げた場合は5.1投球回と表記されます。投球回は投手の働きを評価する基本的な指標であり、先発投手の場合は5投球回以上で勝利投手の権利が発生します。また、防御率の計算にも使用され、自責点投球回で割り、9を掛けることで算出されます。シーズンを通じての投球回数は、投手の耐久性や信頼性を示す重要な指標となります。プロ野球では年間200投球回を超える投手は先発ローテーションの柱として高く評価され、逆に投球回が少ない投手は故障のリスクや実力不足が懸念されることがあります。リリーフ投手の場合は1試合あたりの投球回は少なくなりますが、登板数が多いため、シーズン通算での投球回数先発投手に匹敵することもあります。