登板数
とうばんすう
登板数とは、投手がシーズン中に試合に登板した回数を示す記録である。先発投手と救援投手では登板数の意味合いが大きく異なり、先発投手は週に一度程度の登板が標準的だが、救援投手は高頻度で登板することが求められる。特に中継ぎやセットアッパー、抑えといった救援投手は、シーズンを通じて60試合以上に登板することも珍しくない。登板数が多いということは、それだけチームから信頼されている証であり、投手の耐久力や安定感を示す指標となる。しかし、過度な登板数は酷使につながり、故障のリスクを高める。そのため、投手コーチや監督は各投手の登板間隔や球数を管理し、シーズンを通じて戦力を維持できるよう配慮する。登板数は投手の貢献度を測る一つの指標であり、特に救援投手の評価において重要な要素となる。適切な登板管理が投手の選手生命を延ばし、チームの勝利に貢献する。