野球用語辞典

← 用語一覧に戻る

救援投手

きゅうえんとうしゅ

救援投手とは、先発投手に代わって試合途中からマウンドに上がる投手のことを指します。リリーフピッチャーとも呼ばれ、現代野球において極めて重要な役割を担っています。救援投手には、中継ぎ投手セットアッパークローザーなど、登板する場面や役割によって細かく分類されます。中継ぎ投手は試合の中盤に登板し、先発投手と後続の投手をつなぐ役割を果たします。セットアッパーは主に7回から8回に登板し、クローザーへつなぐ重要な場面を任されます。そして、クローザーは試合終盤、特に9回に登板し、リードを守ってセーブを記録することが期待されます。救援投手には、短いイニングで全力投球する能力、プレッシャーのかかる場面でも動じない精神力、連投に耐えられる体力が求められます。また、どのような場面から登板しても、すぐに結果を出せる対応力も重要です。救援投手起用法は、試合の流れやスコア差、相手打線の特徴などを考慮して決定されます。優れた救援陣を持つチームは、僅差の試合を勝ち切る力が強く、リーグ優勝を争う上で大きなアドバンテージとなります。