マウンドに上がる
まうんどにあがる
投手が試合で投球するためにマウンド(投手板がある盛り上がった場所)に立つことを指す表現。単に物理的にマウンドに登ることだけでなく、試合で投球する機会を得ること、登板すること全般を意味する。先発投手が試合開始時にマウンドに上がる場合と、救援投手が試合途中で交代してマウンドに上がる場合がある。投手交代の際は、監督やコーチがマウンドを訪れ、次に上がる投手を告げる。マウンドは投手にとって特別な場所であり、試合の流れを支配する重要なポジションである。プロ野球では、「マウンドに上がる資格」という表現で、一軍で投げる実力や準備ができているかを評価することもある。また、「マウンドを譲る」は降板を意味し、「マウンドを守る」は好投を続けることを表す。マウンドの土の状態や硬さも投手のパフォーマンスに影響を与えるため、整備も重要視される。