登板

とうばん

登板とは、投手が試合でマウンドに上がり、実際に投球することを指します。先発投手として試合開始から登板する場合と、救援投手として試合途中から登板する場合があります。登板は投手の記録において重要な要素であり、シーズンを通じて何回登板したかを示す「登板数」は、投手の働きを評価する基本的な指標の一つです。先発投手の場合、通常は中4日から中6日程度の間隔で登板するのが一般的で、これは投手の肩や肘への負担を考慮した投球間隔です。一方、救援投手は試合状況に応じて連日登板することもあり、より短いイニングで全力投球することが求められます。登板機会は監督の采配や投手の調子、チーム事情などによって決まります。特に重要な試合では、エース級の投手が登板することが多く、登板のローテーションを組むことはチーム戦略の要となります。また、登板には「初登板」「完投」「連続登板」など、様々な形態があり、それぞれに意味があります。投手にとって登板は自分の実力を発揮する場であり、チームの勝利に貢献する機会です。登板間隔や登板数の管理は、投手の故障予防とパフォーマンス維持のために非常に重要です。