野球用語辞典

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ウォーニングトラック

うぉーにんぐとらっく

ウォーニングトラックは、外野フェンス手前に設置された帯状の特殊な地面エリアのことである。通常、フェンスから3~5メートル程度の幅で、芝生やグラウンドとは異なる素材(土、砂利、ゴムチップなど)で作られている。外野手フライを追いかける際に、フェンスが近づいていることを足元の感触で察知できるよう設計されており、衝突事故を防ぐ安全装置としての役割を果たす。この名称は「警告(warning)」と「走路(track)」を組み合わせたもので、まさに「フェンスが近いことを警告する走路」という意味を持つ。色や素材は球場によって異なり、茶色の土や赤茶色のクレイが一般的だが、人工芝の球場では異なる色の人工芝を使用することもある。外野手は打球を追う際、このウォーニングトラックの感触を頼りにフェンスまでの距離を判断し、全力で打球を追いながらも安全にプレーすることができる。