ソフトボール
そふとぼーる
ソフトボールとは、野球から派生した球技であり、より小さいグラウンド、大きく柔らかいボール、下手投げの投球方法などが特徴である。1887年にアメリカで室内野球として誕生し、現在では世界中でプレイされている。ボールの直径は約30.5cm(野球は約7.3cm)と大きく、投手は下手投げ(ウインドミル投法など)で投球する。塁間は野球の90フィート(27.43m)に対して60フィート(18.29m)と短く、試合展開が速い。投手と打者の距離も近いため、速球投手の球は体感速度が野球以上に速く感じられる。日本では特に女子ソフトボールが盛んで、オリンピック競技としても採用されてきた。野球選手がオフシーズンのトレーニングとしてソフトボールを行うこともあり、反射神経や動体視力の向上に役立つとされる。また、少年野球の導入段階でソフトボールから始めることもある。ルールは野球と基本的に同じだが、投手の投球動作、盗塁のタイミング、試合イニング数(通常7回)など、いくつかの相違点がある。