野球用語辞典

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ベースオンボールズ

べーすおんぼーるず

ベースオンボールズとは、投手が打者に対してボールを4つ投げることで、打者が一塁への出塁を許される状態を指す野球用語である。英語では「Base on Balls」と表記され、頭文字を取って「BB」と略されることが多い。日本語では「四球」や「ウォーク」「フォアボール」とも呼ばれる。投手がストライクゾーンを外れた球を4球投じた結果として成立し、打者は打席での打撃を行わずに塁に出ることができる。出塁手段の一つとして、打率には影響しないが出塁率の計算には含まれる。投手の制球力を測る指標としても用いられ、BB/9やWHIPなどの統計でベースオンボールズの頻度が評価される。戦略的な判断として、強打者を避けるために意図的にベースオンボールズを与える「敬遠」も存在する。得点機会の拡大につながるため、打者の選球眼が重要視される場面でもある。