ボール規格
ぼーるきかく
野球で使用されるボールの大きさ、重さ、材質などの基準を定めた規定のこと。公認野球規則では、ボールの重量は141.7グラムから148.8グラム、円周は22.9センチメートルから23.5センチメートルと定められている。芯はコルクやゴムなどを使用し、その周りに毛糸を巻き、表面は2枚の馬革または牛革で覆われている。縫い目は108針と決まっており、この縫い目によって投手は変化球を投げることができる。日本とメジャーリーグでは微妙にボールの特性が異なり、MLBのボールはやや滑りやすく、飛びやすいとされる。2011年と2013年の日本プロ野球では、「飛ぶボール問題」が議論となり、統一球の規格変更が大きな影響を与えた。ボールの特性は試合の内容や記録に大きく影響するため、厳格な品質管理が求められる。各試合では複数のボールが用意され、汚れたり傷んだりしたボールは随時交換される。