引き分け
ひきわけ
試合終了時に両チームの得点が同点であり、勝敗が決まらずに試合が終了すること。日本のプロ野球では、延長12回まで行っても決着がつかない場合、または時間制限や日没、天候などの理由で試合続行が不可能と判断された場合に引き分けとなる。引き分け試合は勝利数にも敗戦数にも加算されず、勝率の計算では試合数から除外される。そのため、シーズン終盤の順位争いでは、引き分けの数が順位に影響を与えることがある。投手の記録上は、先発投手が降板時点で同点の場合、勝ち投手も負け投手もつかない。引き分けは試合としては決着がつかず、ファンにとっては物足りなさが残る結果となることが多い。一方で、接戦を演じた両チームの健闘を称える意味合いもある。クライマックスシリーズや日本シリーズなどのポストシーズンでは、引き分けの扱いが異なり、原則として決着がつくまで試合が続けられる。天候による中止や延期とは異なり、引き分けは公式試合として記録される。