4-6-3

よんろくさん

セカンド（4番）からショート（6番）、そしてファースト（3番）へと送球されるゲッツー（併殺打）のこと。野球の守備位置番号に基づいた表記で、二塁手が打球を処理し、遊撃手が二塁ベースカバーに入って一人目のランナーをアウトにし、さらに一塁へ送球して打者走者もアウトにする守備プレーを指す。一塁走者がいる場面で、セカンドの正面から若干一塁寄りに打たれたゴロで発生しやすい。6-4-3とは逆の形だが、同様に内野手の連携とスピードが重視される。セカンドは打球処理後に素早くショートへトスまたは送球し、ショートは二塁ベースを踏んでから、あるいはベースタッチしながら一塁へ正確な送球を行う必要がある。投手にとっては打たせて取る投球の理想的な結果であり、守備側にとっては一つのプレーで二つのアウトを取れる効率的な守備である。試合の流れを断ち切る重要なプレーとして評価される。