野球用語辞典

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アメリカンリーグ

あめりかんりーぐ

アメリカンリーグは、メジャーリーグベースボール(MLB)を構成する2つのリーグのうちの1つで、正式名称はAmerican League of Professional Baseball Clubs(略称AL)である。1901年に発足し、ナショナルリーグと並ぶMLBの主要リーグとして120年以上の歴史を持つ。現在15球団で構成され、東地区、中地区、西地区の3地区に分かれている。代表的な球団としては、ニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックス、シカゴ・ホワイトソックスなどがある。アメリカンリーグの最大の特徴は、1973年から導入された指名打者(DH)制度である。この制度により投手は打席に立たず、代わりに攻撃専門の打者が打順に入る。これがナショナルリーグとの大きな違いであったが、2022年からナショナルリーグでもDH制が採用され、両リーグのルールが統一された。レギュラーシーズン終了後、地区優勝チームとワイルドカードチームがプレーオフに進出し、リーグチャンピオンシップシリーズを勝ち抜いたチームがワールドシリーズでナショナルリーグ代表と対戦する。